About Me - 1

 
 

65歳を迎えた、1999年の夏休みのことでした。

これから先き、どういう歳のとりかたを

したらよいかなァと、のんびりと

タイのリゾートの デッキチェアで寝そべって、

考えるともなく、考えている時でした。


よほど退屈そうに見えたのか、

リゾートのスタッフが

「体験ダイビングでもなさったら

如何ですか」と誘ってくれた。


当時の私には、「海に潜る」という

ようなことが、自分で出来る、とは

思ってもいなかったので、

勿論、即、断ったが、

こんな事がきっかけで、

思いもかけずダイビングに

関わるようになった。


それ以來、ダイビングに、

こんなに 夢中になれるとは、 まさか、 その時、

思ってもいなかった。


午前中ホテルのプールで講習を受け、

午後から船に乗せられ、沖合に出たところで、

はじめて潜行した時のことは、

今でも強烈なインパクトとして忘れられない。


午前中の講習で習ったとおりに

シッテイングバックでエントリーした。


が、プールの講習では、プールの底に

すぐ足がつき、立ち上がることが出来、

息がつけたが、海では、底無しで、

どんどん身体が沈み始め、

講習の時と違って、このまま底しれぬ深さの

海底に引きずり込まれてしまうという恐怖で

パニクッテしまい、もう頭の中は真っ白。


どん底まで落ち込んでいきそうな

あの時の恐怖は、

今でも忘れられない。


もがきまくって、手こずらした

ダイブマスターのケアで、

そのあと見せて貰った

水中に差し込むヒカリの燦めきの中で、

珊瑚にヒラヒラとさんざめく、

いろとりどりの、小さなサカナたちの群れの、

今まで見たこともない、

初めて見た、あの時のアノ美しさは、

今でも忘れられない。

 

My photo albums


                    Guadalupe

                    Sept 2008


                    Cocos Island

                    Nov 2005


                    Garapagos

                    Dec 2005


                    Golden Gate banks

                    Oct 2008


                    San Diego

                    Sept 2008


                    Mozanbque

いつのまにか7年と少しで 1600余 本……。

はじめて体験ダイビングをした時の、


アノ 恐怖と、アノ 感動は、


今でも 鮮烈で、忘れられない……。



上の写真は、カオラック (Thai) のBig Blueのタケシ君のガイドで、

リチェリューロックにクルーズし、1500本目の記念ダイブを迎えた時の写真です。


デイナーの時、キャプテンが、次のような、お祝いの言葉とともに、

シャンパンをご馳走してくれ、ゲストの皆さんで祝福してくれ

大変嬉しかった。


「私たちダイバーは、OWを取ると、

まず100本目の記念ダイブを目指します。

そして、そのあと、200本、300本を目指して頑張ります。

でも、500本の記念ダイブを向かえるダイバーとなると、

その数はグット少なくなります。

然し、数は少なくなっても、居ない訳ではありません。

が、これが1000本となると、プロとしてダイビングに携わらない限り、

極めてまれなケースです。

まして1500本となると殆どお目にかかれません。

その1500本を、 ダイビングを初めて、わずか7年目で、

今日、この船で、然も72歳を超した方が、迎えられました。」


タケシ君の心遣いもあって、嬉しさもひとしおだった。